ไปとมาの違い|タイ語は誰の場所を基準にするのか
ไปは『行く』、มาは『来る』ですが、日本語との対応だけでは迷う場面があります。タイ語では、移動が基準地点から離れるか、基準地点へ近づくかを考えます。
基本
| 語 | 方向 | 例 |
|---|---|---|
| ไป pai | 基準地点から離れる | ไปโรงเรียน 学校へ行く |
| มา maa | 基準地点へ近づく | มาที่นี่ ここへ来る |
聞き手の場所も基準になる
電話やチャットで、相手がいる場所へ向かう場合、タイ語ではมาを使うことがあります。日本語の『今からそちらへ行きます』に対し、กำลังไปหา『会いに向かっている』またはกำลังมา『今そちらへ向かって来ている』のように、視点によって選びます。
เอาไปとเอามา
เอาไปは『持って行く』、เอามาは『持って来る』です。物の移動方向を明確にできます。เอาเอกสารมาให้หน่อย『書類を持って来てください』。
กลับไปとกลับมา
กลับไปは元の場所へ戻って行く、กลับมาは基準地点へ戻って来るという違いです。กลับบ้านは単に『家へ帰る』で、ไป・มาを付けない形もよく使います。
よく使う組み合わせ
- ไปไหน:どこへ行く
- มาแล้ว:もう来た
- ไปด้วย:一緒に行く
- มาหา:会いに来る
- เอาไป:持って行く
- เอามา:持って来る
関連語
電話での具体例
Aが店にいて、Bが店へ向かっている場合、Aが『もう来ていますか』と尋ね、Bがกำลังไป『今向かっています』と答えるのが一般的です。กำลังมาは、話者が基準地点への接近を強く意識する文脈で使われます。初級者は自分の現在地から離れる移動をไป、話し手の場所へ近づく移動をมาとして覚えると安全です。
ไปหาとมาหา
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| ไปหาเขา | 彼のところへ会いに行く |
| มาหาผม | 私のところへ会いに来る |
| ไปเอาของ | 物を取りに行く |
| เอาของมา | 物を持って来る |
方向補語としてのไป・มา
タイ語では、動詞の後ろにไป・มาを置いて方向を示します。เดินไป『歩いて行く』、วิ่งมา『走って来る』、ส่งไป『送って行く/送信する』、ส่งมา『こちらへ送る』。
確認問題
相手に『書類をこちらへ持って来て』と頼むならเอาเอกสารมา、別の場所へ持って行かせるならเอาเอกสารไปです。
チャットで起きやすい誤解
相手から『今どこ?』と聞かれたとき、自分が相手の場所へ向かっているならกำลังไปหา『今そちらへ向かっています』が分かりやすい表現です。กำลังมาだけでは、誰の場所を基準にしているかが曖昧になることがあります。
送り手と受け手を基準にする
| 表現 | 方向 |
|---|---|
| ส่งมาให้ผม | 私の方へ送ってください |
| ส่งไปให้เขา | 彼の方へ送ってください |
| เอามาที่นี่ | ここへ持って来る |
| เอาไปที่นั่น | そこへ持って行く |
日本語との違いを意識する例
日本語では、相手の場所へ向かうときも『行く』と言うのが普通です。タイ語では視点の置き方によってมาが選ばれることもありますが、初級者は目的地を明示してไปหา+人、ไปที่+場所を使うと誤解が少なくなります。
まとめ
ไป・มาは日本語訳だけでなく、移動が誰のいる場所へ近づくか離れるかで判断します。会話では話し手だけでなく聞き手の位置も基準になり得ます。
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編集:Taigoo編集部/最終確認日:2026年7月23日
この記事「ไปとมาの違い|タイ語は誰の場所を基準にするのか」のroman表記とkana表記は、Taigoo辞書の統一基準に基づきます。声調、母音長、末子音の実音を日本人学習者が確認しやすい形で示しています。
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